地域に根ざし開かれたオフィスへ
オフィスには、プーさんたちが橋の上から棒を投げ、川に流れゆくものを友とゆっくりながめている場面の挿絵を飾っています(「プー横丁に建った家」,1928)。
当オフィスは、過去から現在、そして未来へ流れゆくものを俯瞰(ふかん)しながら、広い視座を得ていくこと、心の自由度を獲得していくという“こころの成長の旅”の場となることを目的に開設されました。
昨今はものごとを単純化し、簡略化してしまう傾向が見受けられますが、心理臨床家としては、個々人の“こころの成長の旅”のためには手間暇をかける価値は十二分にあるのだということを多くの方にわかっていただければと思います。
以下は私の “遊び心” ですが、プーさんの名言をつなぐことで当オフィスにおける “こころの成長の旅” への招待状としたいと思います。
「時には、ほんの些細なことが君の心のほとんどを占めることがあるんだ」
「忘れないで。君は自分で思うより勇敢だし、強くて賢明なんだ」
「森の隅で誰かを待っているだけじゃダメだと思うな。いつか、自分からでて行く必要があるんだ」
「人生は、問題の解決が目的じゃない。体験していく“旅” なんじゃないかな」
「きみと出会った時に、“冒険が始まる”ということはわかっていたよ」
「くまのプーさん」より
お知らせ
このような悩みをお持ちの方に
プロフィール
代表 加藤 達矢
かとう たつや
臨床心理士(登録番号15812)
公認心理師(登録番号19766)
こころの安心をお届けします
東京では小・中学校、高校、大学と教育現場で、群馬の地では医療・福祉領域でカウンセラーとして長らく心理臨床の活動をしてきました。
ライフステージに合わせたオーダーメイドのカウンセリング
無意識やイメージを取り扱う臨床心理学(精神分析、ユング心理学)を中心に、アニメ・映画・音楽・ゲームなどを介した心理療法、その人固有の人生の課題を見立てながらライフステージに合わせて成長していくための個人心理療法をオーダーメイドで実践しています。
発達障がい当事者とご家族の支援
教育と医療、双方の視点から、子どもから成人の方まで各年代に添った形で実践をしてきています。
教育・医療・福祉で働く方、企業管理職の方へのケア
医療・教育・福祉・企業と関わる多職種協働チームでの臨床活動をしてきたことから、医療・福祉スタッフ、教員や企業管理職など支援者側のメンタルケアにも注力しています。
経歴
教育領域
神奈川県藤沢市巡回教育相談(小・中学校)、日本大学学生相談(大学および附属高校)、文京学院大学学生相談、埼玉純真短期大学学生相談(心理学講師と併任)
私設カウンセリングオフィス
南新宿カウンセリングオフィス
医療・福祉領域
医療法人唯愛会 桐の木クリニック
※就労支援やグループホームなど、地域に根ざした福祉施設を包括した多機能型診療所
所属学会
- 日本精神分析学会
- 日本ユング心理学会
- 日本臨床心理士会
- 群馬県公認心理師協会
恩師からのメッセージ
オフィス開室に際し、恩師から応援のメッセージをいただいております。
いよいよ自灯明にて進んでいく時
この度加藤達矢さんが臨床心理オフィスを開室するとお聞きした。彼の大学院時代もその後もいつも真摯にクライエントの語りに耳をすまし、クライエントとその保護者の人生を考え、訓練を積み、広く、深く経験を重ねてきている姿を見てきた身として、喜びに堪えない。自分の心理療法のスタイルを作り上げてきた上での開業であろう。いよいよ自灯明にて進んでいく時である。
今までは所属している機関があり、そこで護られていたことも多かったと思う。それが今度は一人で責任を負い、全方位に注意を巡らし、マネージメントも行い、心理療法を進めていくことになる。しかし、力まず心静かに一つずつ進めてほしい。能の「風姿花伝」に世阿弥が記したように、初心の頃に取組んだ時の工夫や捉え方を「初心の技」にまで高めておき、幾つになっても使えるようにしておくことが大切と思う。基本的姿勢は変わらず、治療関係の中でクライエントの心の奥にあることも教えていただくこと自体に謙虚でいて欲しい。
これからの加藤さんの新たなご活躍を楽しみにしている。
安心して心を開ける場を用意されることと確信しています
加藤さんとは、ワークショップをきっかけに個人スーパーヴィジョンをさせていただき、また南新宿カウンセリングオフィスで臨床をご一緒しました。その中で、加藤さんのとても誠実で芯のある臨床の姿勢から学びや気づきを得る事も多く、とても感謝しています。
加藤さんのカウンセシングは心の奥深くに寄り添い、カウンセリングを受ける方の本当の声に耳を傾けてくれる暖かいスタイルです。
南新宿カウンセリングオフィスのブログに書いてくださったカウンセリングコラムの中でカウンセリングについて語ってくださっている部分にこんな文章があります。
「我々の“世界”の見え方というものは、気をつけていてもやはりとても一面的で、ある種の思い込みの中で生きているとも言えます(実は心理学でも、歴史的にゲシュタルト心理学、知覚心理学という系譜でこうしたことを考えてきている歴史があります)」と臨床の視点を示してから、「その人にとっての “世界”の見え方に近づき、一緒にその人の“世界”を体験しようとする。多面的、重層的に“世界”を見たり、体験したりしようとする。心理療法はそんな共同作業なのではないか、と私自身は感じています。」と語られていて、カウンセリングを受ける方の心の“世界”への敬意と感性豊かな眼差しを持って、きめ細やかに寄り添うカウンセリングの本質を的確にとらえておられます。
また、学び続け蓄えてこられた専門知識と医療や教育の現場での豊富な経験を持ちながら、常に謙虚な姿勢を保つことは実は容易な事ではなく、人間的な成熟があってのものと言えると思います。そして、そこから組み立てられるアプローチは、カウンセリングを受けられる方一人ひとりに向けて、安心して心を開ける場を用意されることと確信しています。
あなたの人生において、素晴らしい同盟者を
今日ここに、私たちは一つの新たな人生の扉を開く時を迎えることになるでしょう。
現代社会は私たちに様々な不安をもたらしております。CO₂による温暖化による地球の危機、ウクライナ等に見られるロシアを中心とした覇権国家による戦争の継続、中国による南シナ海や東シナ海における侵犯問題等、様々な大きな課題に私たちは直面しています。そのことにより巨大な不安が私たちの日常生活を暗暗裡に覆っております。
また、資本主義という体制の中、日本社会は物象化により豊かであった人々のつながりが壊れてきています。お互いがお互いを無意識に疎外していっております。
そのような中、好むと好まざるとに係わらず私たちは自らがその危機的な状況を変革する主体とならざるをえません。しかし、現実はそう生易しいものではありません。そうたやすく一人でのり越えることは困難です。
そのため私たちはその解決の糸口を何とか見つけようと右往左往します。
だが、私たちは幸運でした。ここに一人の頼もしい助っ人が現れたことを自ら意識するでしょう。
そうです。私たちのクリニックで長年に渡り共に利用者の方々に伴走してきた加藤達矢カウンセラーの登場なのです。
今日ここに、あなたの人生において素晴らしい同盟者をもつことになります。即ち、ここから必らずや自らの幸せをつかむ事になるでしょう。
リンク
臨床心理士・公認心理師養成の大学院付属施設です。継続相談は教授陣・専門家等の指導のもと、臨床心理学の専門的訓練を受けた相談員(大学院生・研修生)が担当します。東京メトロ南北線「東大前」駅下車2番出口より徒歩0分。
中根千景先生を筆頭に、カウンセラーは全員が経験15年以上の臨床心理士・公認心理師です。山手線代々木駅より徒歩3分。
群馬県安中市にある、地域に開かれた敷居の低い精神科クリニック。カウンセリングに力を入れている他、就労支援やグループホームなど、地域に根ざした福祉施設も包括した支援体制を持つ多機能型診療所です。
ベテランの臨床心理士、公認心理師のカウンセラーである別宮幸徳先生のカウンセリングオフィス。加藤が研究会などでご一緒させていただいており、当オフィス開業に際してもご協力いただきました。
気さくながらいつも心理療法に関しての豊かな教養を与えてくださる、橋爪龍太郎先生のオフィスです。とてもおしゃれかつ落ち着く、緑も豊かなエリアにあります(清澄白河駅徒歩3分)。精神分析に関する翻訳や執筆も精力的にされており、特に『心理アセスメントワークブック』は心理療法を学ぶテキストとして素晴らしいので、初学者のみならずご一読いただきたいと思います。