オープンダイアローグ:前橋市教育委員会「中学生・多様な学びの日」

まえばし対話フェス:オープンダイアローグ体験

前橋市教育委員会による部活動の地域移行への試みとして、「中学生・多様な学びの日」という体験イベントが本年度は10月より行われています。

https://sites.google.com/school.maebashi.ed.jp/tayounamanabi

縁あって当オフィスも同じ前橋市内「ダイアローグ・ラボぐんま」さん、「心理臨床オフィスえんノート」さんらと共催ということで、このイベントに参加させていただくことになりました。2025年1月26日(日)、2月9日(日)、3月23日(日)と3日間の開催となっており、無料で県内の精神保健福祉士、保健師、臨床心理士、精神科医、公認心理師などの専門家チームがフィンランド式の対話「オープンダイアローグ」の世界へご案内させていただきます。

「オープンダイアローグ(開かれた対話の意)」とは、WHO(世界保健機関)を筆頭に現在世界的に注目されているチームでの「対話体験」のことを指します。元はフィンランドの精神医療現場で始まった取り組みで、薬や入院といった形をできるだけ取らない形でも精神的不調にある方の心理的成長や回復、問題解決といった効果があることが報告・実証されてきています。

現在「オープンダイアローグ」は精神医療の領域に限らず様々な形で応用されており、私たちとしては学校の教室やSNSの世界で息が詰まっている中学生、そうした子どもたちにどう向き合ったらよいか日々悩んでおられる保護者や教職員の方々に、「対話」がもつ潜在的な力を体感していただきたいという思いで企画させていただきました。

私自身は「オープンダイアローグ」については初学者に過ぎないのですが、企画参加者として私なりに簡単に説明をさせていただくと

お互いの気分や気持ちが、自然に大切に扱われる対話」「年齢や立場を排した、タテマエのない純粋に対等なコミュニケーション」「固定観念にとらわれず、多様で柔軟なそ各人の“在り方”が尊重される場」「否定されない、抑圧されない」「話すも話さないも自由」「お説教も変な助言もなし

といった感じになるかなと思っています。

対象は原則として前橋市在住の中学生とその保護者及び学校教員なっておりますが、群馬県内の中学生や中学生の子がいる保護者の方であれば柔軟に対応可能となっておりますので、ぜひお気軽にお問合せいただければと思います。

お申し込みはこちら

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfn1A2L4MYMQOhTqW_7-cjsI_Y6PYSxJSC1mguLWWusPTlHxw/viewform

なお、「オープンダイアローグ」についてはこちらの記事も参考にしていただけるとよいかなと思います。

最後まで聞く、説得しない…精神ケア新手法の対話術 - 日本経済新聞

従来は薬が不可欠だった精神疾患の症状緩和に、対話だけで高い効果が得られると注目されている「オープンダイアローグ(開かれた対話)」。対話を重ねるうち、患者の症状…