主体性と好奇心:高校生の探究活動

8月中、高崎北高校の生徒さんたちの『総合的な探究の時間』の探究活動として、当オフィスへのインタビューをいただきました。

心理士として「主体性」や「好奇心」の回復・獲得・開拓といったテーマに向き合うことも多く、今回の取り組みはまさに「主体性」や「好奇心」に基づいた学びの一環であることに、とても感慨深く思いました。ただ一度きりの活動ではなく継続的に取り組まれている様子や、それぞれの生徒さんがご自身の好奇心を深めながら変化し、掘り下げている様子に、大変よい刺激をいただきました。

加えて、こうした教育活動には実は多くの手間と時間がかかるということは短大の講師も務めている身からするとよくわかることなので、背景に現場の先生方が熱心に取り組まれている姿勢がとても伝わってきて、そちらにも深く感銘を受けました。心理士としてさまざまな学校とやりとりしてきた経験から想像すれば、現在の学校の先生方のご負担はかなり大きいことは言うまでもありません。それにも関わらず、強い目的意識や責任感を持ちながら、熟考を重ねて試行錯誤しつつ授業を運営されているのだと推測します。

将来を憂える情報が多い昨今ですが、とても頼もしい高校生と先生方の活動に触れて、大変勇気をいただいた次第です。

高崎北高校のイタンビューいただきました生徒さんたちと、そうした授業を運営されている先生方に、心より敬意を表したいと思います。ありがとうございました。