個人史を尊重した、オーダーメイドのカウンセリング

無駄なく時間を使って大きい満足を得たいという「タイパ(タイムパフォーマンス)」という言葉に象徴されるように、“コスパ重視” の風潮の中で「丁寧なコミュニケーションの体験がない」と感じている方は多いのではないでしょうか。

現代のコミュニケーションにおいて、他者の内面やプライベートの “よくわからない” 領域に関わらない方が不安や迷いを感じることもないですし、それを無駄なものとして流し、切り捨ててしまう方が「合理的で賢い判断なのだ」という考えもあるかもしれません。
他者の、それも目に見えない「よくわからないもの」になかなか時間や労力をかける余裕がもてないことも、時代的には仕方のないことなのでしょう。「切り抜き動画の方がタイパがよい」と感じる人が多いのと同じように。

視座を心理臨床の現場に振り向けてみると、“こころ” に向き合う専門家・支援者という立場にあってさえも合理性(コスパ)の観点から複雑な「よくわからない」心理事象を単純化し、簡略化し、時に切り捨ててしまう傾向は残念ながら強まっているように見えて、心理臨床家としてはとても危機感を感じています。

そうした時代への危機感から、当オフィスは専門的かつ丁寧で誠実なカウンセリングを、群馬の地で身近に提供していくために開設いたしました

〈臨床心理士〉〈公認心理師〉の2つの専門資格を持つカウンセラーが、教育・医療領域で経験を積んできた知識と経験をもとに、個々人の歴史を尊重した“オーダーメイド” のカウンセリングを提供いたします。

こころの自由度を獲得し、成長していく場

本来、カウンセリングや心理療法は「精神症状の治療」のためだけのものではなく、広い視座を得ていくこと、心の自由度を獲得していくといった “こころの成長の旅” を目指しているものです。

そしてそこには、手間暇をかける価値が十二分にあると、当オフィスでは考えます。

“よくわからないもの” に対して、人は無自覚に不安を覚えるものですし、イライラもしてくるものです。しかし悩みは成長の機会と捉えて、軽重関係なく“こころのモヤモヤ” がありましたらぜひ当オフィスに一度いらっしゃってみてください。